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日本におけるステンドグラスの歴史
世界の建築における板ガラスの歴史
世界の建築における板ガラスの歴史
トピック 年号 時代・場所 事例
ガラスが
歴史に登場
BC3000頃 エジプト第1王朝
メソポタミア地方
ガラスのビードロ玉
加工品として
生活のなかで使用
BC1500頃 エジプト第18王朝
メソポタミア地方
化粧品、香料瓶など
ガラス製法の進歩 BC1C ローマ帝国時代 BC1Cシリアにて吹きガラス技法の誕生・ポンペイ遺跡壁画(ガラス杯、鉢)
ガラスの普及 1〜4C   シリアを中心に、ローマ帝国内で吹き竿によるガラス製造が普及、工芸技術の進歩
手吹きガラスの
製造法
4C初め ローマ Jeromeの著書に、手吹きガラスの製造法についての記述
ガラス職人の分散 4C末 ローマ帝国の分裂 ガラス職人は東ローマ帝国に逃れる
ピザンチン帝国での
モザイク工芸
6C ピザンチン帝国 ガラス片を鉛枠でつなぎあわせたステンドグラス
    コンスタンチノーブル セント・ソフィア寺院(コンスタンチノーブル)のステンドグラス
クラウン法 〜7C   ガラス工業生産の手段(窓ガラス)
ステンドグラスの
発達
12C頃 ヨーロッパ  
職人の流入   中世イタリア 地中海貿易の拠点ベニスに東方からガラス職人が流入してくる
  1200〜1245 パリ ノートル・ダム大聖堂
  1245〜1248 パリ サント・シャペル教会。不透明なガラスによるゴシック建築の時代
ガラス・ギルド
(組合)の誕生
1268 ベニス   
ガラス工業の
中心地ムラノ島
1291 ベニス クリスタルガラス、レースガラス、エナメル装飾ガラスなどを生産
ガラス窓の普及 15C ウィーン ウィーンの半数の建物にガラス窓、との記録
  1446〜1515 イギリス、ケンブリッチ キングス・カレッジ礼拝堂
鏡の製造 16C初め ベニス、ムラノ島 ダル・ガロ兄弟による鏡の銀引き法の発明
(1507)
イギリスの
ガラス工業
16C半ば イギリス 鉛クリスタルガラスの製造
ガラス交易の拡大 16C半ば 大航海時代 ポルトガルからマカオ、中国などへ交易圏が拡大する
王立鏡製造所設立 1665 フランス ルイ14世の勅命により王立鏡製造所設立(現在のサンゴ・バン社)
鏡の間 17C フランス ルイ14世が、ムラノ島の銀引き法を盗み出し、ベルサイユ宮殿に「鏡の間」を作る
鋳造法による
磨きガラス
1688 フランス ド・ヌーによる発明
ソーダ灰を原料に 1789 フランス N・ルブランが、食卓からソーダ灰をつくりだすことに成功(ルブラン法)
シリンダー法の
発明
1800頃 産業革命  
ガラス建築の流行 19C前半 イギリス他 都市のアーケード、温室建築、駅舎(屋根)
  1848 イギリス、ロンドン キュー植物園ヤシ温室
(ターナー&バートン)
クリスタル・パレス 1851 ロンドン万国博 ガラスと鉄によるパビリオン「クリスタル・パレス(水晶宮)」
連続式展延炉の
完成
19C半ば イギリス  
ガラス材料の発展   ベルギー ソーダ灰の製造が躍進
      天然カリ塩から純粋なカリを抽出、塩酸による硅砂の精製
高温窯 1857 ドイツ シーメンス兄弟による蓄熱式加熱法を用いたガラス溶解窯の発明
  1867 イタリア、ミラノ ドゥオモとオペラ座をつなぐガレリア(G.メンゴーニ)
  1868 フランス・パリ パリ国立国会図書館(E・ラブルースト)。ドーム頂部にトップライト
板ガラスの
大量生産
1873 ベルギー シーメンス兄弟による蓄熱式加熱法による連続式ガラス溶触槽を導入
  1876 フランス・パリ ボンマルシェ百貨店(G・エッフェル)。屋根と天井に不透光ガラスのトップライト
  1892 アメリカ・ロサンゼルス ガラス・アトリウムの原型、プラドベリーヒル(G.H.ワイマン)
  1898 ベルギー・ブリュッセル オルタ自邸。V・オルタが階段室にトップライトをもつ自邸を設計
  1899〜1900 フランス・パリ ポルト・ドーフィン駅のキャノピー
(メトロ入口)(H.ギマール)
  1900 フランス・オルセー 巨大なヴォールト天井のトップライトをもつ、オルセー駅・ホテル(V・ラルー)
機械吹き法の発明 1902 アメリカ ラバースによる発明
  1903 ニュージーランド H.P.ベルラーへの「壁の建築」、アムステルダム株式取引所
フルコール法の
開発
1902〜1913 ベルギー E.フルコールが発明
  1903〜1905 フランス・パリ ル・パリジャン新聞社(G・シュダンヌ)。鉄とガラスで構成した古典的ファサード
コルバーン法の
開発
1905〜1917 アメリカ I.W.コルバーンが発明
  1906 オーストリア・ウィーン ウィーン郵便貯金局(O.ワグナー)。二重のガラス屋根とガラスブロックの床
    フランス・パリ 中央にガラスドームをもつ、ラファイエット百貨店(G.シュダンヌ)
  1907 尼崎 旭硝子尼崎工場で、手吹き円筒法によるガラス生産開始
  1908 スペイン D.Y.モンタネルの設計によるカタルーニャ音楽堂
  1913 ドイツ ファグス靴工場。グロビウスとマイヤーによるカーテンウォールの発明
  1914 ドイツ プリズムガラス、ガラスブロックなどさまざまなガラスを盛り込んだ、B.タウトによるドイツ工作連盟店ガラスパヴィリオンドイツ工作連盟店モデル工場(W.グロビウス)。ガラス張りの階段室
コルバーン法の
導入
1918 アメリカ リビー・オーエンス・シートガラス社による
日本での板引法の
導入
1920 日本  
  1923 フランス、レ・ランシー A.ペレの設計によるノートル・ダム・デュ・ランシー教会
  1926 ドイツ・デッサウ バウハウス校舎。グロビウスの設計による実験的カーテンウォール
旭硝子が日本に
フルコール法を導入
1928 日本  
  1931 フランス・パリ P.シャローのガラスの家。照明装置としてのガラスブロック
  1938 アメリカ、ミシガン州 ダッジ1/2トラクター工場(A.カーン)
  1939 アメリカ、ウィスコシン州 ジョンソン・ワックス本社。F.L.ライトによる光天井、ガラスチューブ
  1942 イタリア・ローマ EUR(ローマ万国博)会議場(A.リベラ)
  1949 アメリカ、コネチカット州 P.ジョンソンによるグラス・ハウス
  1950 アメリカ、イリノイ州 ミース・ファン・デル・ローウェによるファンズ・ワース邸
    アメリカ、ニューヨーク 国連本部。ル・コルビュジェの設計によるカーテンウォール(実施設計はW.ハリソン、M.アブラモヴィッツ)
  1951 東京 リーダーズ・ダイジェスト東京本社(A.レーモンド)
ガラスリブ構法の
試み
1956 西ドイツ ハインリッヒ社が、サスペンションクレージングを開発
  1958 アメリカ・ニューヨーク ミースによるシーグラム・ビル。カーテンウォール時代の幕開け
フロートガラス法の
発明
1959 イギリス ピルキントン社による
点支持構法の開発 1959 東京 国立西洋美術館(ル・コルビュジェ)
  1960 イギリス ピルキントン社、パッチフィッティングを用いる
  1962 軽井沢 軽井沢吉村邸
  1963 アメリカ、コネチカット州 イェール大学図書館(SOM)。5つのガラス張りの書庫
  1966 アメリカ、カリフォルニア州 ライトの設計によるマリン郡庁舎
    鎌倉 神奈川県立近代美術館(板倉建築研究所)
  1968 東京 霞ヶ関ビル(三井不動産、山下寿郎)
SSG構法の開発 1970頃 アメリカ 低・中層の建築から実用化、やがて高層建築にも普及
DPG構法の開発 1970 イギリス ピルキントン社で、プレーナーシステムによるDPG構法を開発
  1974 東京 新宿三井ビル(日本設計)
  1975 イギリス、イングランド ウィリス・フェーバー。N.フォスター設計による全面ガラス張り、リフガラス支持
      構法併用のパッチフィッティングによる
  1977 フランス・パリ ポンビドゥーセンター(R.ピアノ、R.ロジャース、オブ・ザ・アッラップチーム)
    東京 草月会館(丹下健三)
  1978 掛川 資生堂アートハウス(谷口吉生)
    イギリス N.フォスターのよるノーセンター。プレーナーシステムによるDPG構法
  1986 香港 フォスターのハイテク建築、香港上海銀行。アトリウムに光を取り込む巨大な反射鏡
  1988 フランス、パリ I.M.ベイのルーブル美術館ピラミッド。高透過ガラスにより、透明性を追求
      日本におけるグラサード構法
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